岡山大学津島キャンパスに新設される共創イノベーションラボ・KIBINOVEのシンボルウォールデザインを担当。

KIBINOVEはアカデミアだけでなく自治体、企業等大学内外の横断的な「知」のコミュニケーションの場として、研究成果の社会実装を促すことを目的として整備される。 岡山大学で培われる「知」の集積を活かし、新たなフェーズへ挑戦するこの施設のシンボルとしてデザインした。

壁は、100mm立方の岡山県産杉・檜の集合でできており、それらは「個人」であり「知識」でもある。 一つとして同じものはないが、それらが集合することで新しい価値を創出する。 キューブは隙間を開けて配置することでそれぞれの断面と奥行きが見える。 普段面として認識している「壁」だが、奥行きが陰影を作り、それぞれの「個人」、「知識」、「個性」に対しての表面だけでなくその奥にある知性、奥行きを感じさせる。さらに、個性豊かなキューブに藍染め(岡山県:デニム・岡大:青)というフィルターをかけることで、「個性」豊かな個人達が 岡山大学というフィールドで活躍し、新産業の創出などイノベーションをおこし乗り込んでいくであろう「ブルーオーシャン」も表現している。

  • Creative Direction and Design 作元大輔 |cifaka,inc.|
  • Project Manager 齋藤正憲|cifaka,inc.|
  • Design Assistant 安藤成利、赤松成穂|cifaka,inc.|
  • Photo:内田伸一郎|supc|
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