岡山市北区南方にある長泉寺が、令和6年のお正月に振る舞う祈祷酒のデザインを担当した。
「人が人に会うことができない」というコロナ禍を経験し、久しぶりに行動制限のないお正月。このお酒は、コロナ禍で失った元気を多くの方に取り戻してもらうため、令和5年の冬至に、本堂へ供えられ、祈祷されたものである。 長泉寺のご本尊、薬師瑠璃光如来は、夜明けの空、東方瑠璃光浄土の仏様である。その瑠璃色は、「目覚め」、「覚り(さとり)」を象徴する。 そこで、「夜明け」をテーマに、夜明けの泉と反射する光をモチーフにした。
お正月、新しい一年の夜明け。わいわい集まってお酒を楽しむ、コロナ禍からの夜明け。そして、さとりを開くという仏教的な夜明け。 このお酒を酌み交わしながら、「夜明け」を祝い、ともに喜び、笑い合う時間を過ごしてもらいたいという願いが込められている。

  • Art Direction 作元大輔 |cifaka,inc.|
  • Design 有松歩美|cifaka,inc.|
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