鮨の名店「久田」がプロデュースする京都の和食店きうのブランディングを
担当させていただきました。

日本全国の美食家を虜にする、予約の取れない鮨店「久田」。
久田さんの趣向を変えた食のプレゼンテーションの場として新しく京都への出店に際して、
そのネーミングからブランディングまで全般を担当。

完全紹介制の5人1組しか予約することができない、
2,3階という隠れ家的な立地という特異なオペレーションに際し、
「きう」というネーミングに関しては久田の「久」の別読を出発点に、
素材に極限までこだわり大事にされている姿勢から、
その素材を育む恵みの雨、喜びの雨、などをモチーフに
久田さんとのディスカッションを重ねながら決定へのプロセスをとった。

ロゴ、シンボルデザインに関しては、まさにシンボルであり根幹である「久田」という漢字
2文字をモチーフに、東山を向こう側に望む2,3階の仏閣のようなイメージで全体を構成。
ロゴタイプに関しては、源氏物語の中の数ある「き」と「う」を抽出し、
組み合わせたり分解したりの実験を繰り返して今のデザインにたどり着いた。

今回、そのコンセプトに基づき名刺などのグラフィックツールはもちろん、
今回キー素材に設定した真鍮を素材としてサイン計画や、
ネームのカタカナが見えてくる格子障子、ロゴをモチーフにした棚、関節照明、 シンボルマークを擬人化した照明カバー、備中小倉織のひざ掛けなど、すべてオリジナルで製作した。

  • Naming , Art Direction , Design 作元大輔 |cifaka,inc.|
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