• 20150321_01.jpg
  • 20150321_02.jpg
  • 20150321_03.jpg
  • 20150321_04.jpg
  • 20150321_05.jpg

2015年3月21日(土)より杉浦慶侘(すぎうらけいた)さんの個展「 春、死なむ 」を開催しました。

「願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」
西行『山家集』

訳:私は満開の桜の下で死にたい。
釈迦が涅槃にめされた頃に満月の光に照らされて。

「 春、死なむ 」というタイトルは、
西行という僧侶の歌のひとつからきているそうです。
今回の展示では、桜の持つ祝祭性・その向こうに見える狂気を、CCCSCDの空間を大きく使って表現していただきました。
展示期間中はギャラリーの大きな窓から満開の桜が楽しめ、
狂気を感じる程の桜の美しさに酔いしれるこの期間、空間内の大きな作品と交差して、さらにコンセプトが際立ちました。

【トークイベント】
山川隆之氏 × 杉浦慶侘氏「春、死なむ」
◯ 日程:2015年4月4日(土)
◯ 時間:16:00~(約1時間程度)
◯ 定員:30名(先着順・予約制)
◯ 場所:CCCSCD [ ギャラリースペース ]
※ ワンドリンクオーダー制

トークには吉備人出版の山川隆之氏をお招きし、今回の作品について杉浦さんとお話していただきました。
展覧会のコンセプト、作品への想い、これまでの取り組みなど…杉浦さんをよく知る山川さんならではの切り口で進めていただきました。

作家プロフィール

|杉浦 慶侘|sugiura keita|

1980 岡山県津山市生まれ。
地元の高校卒業後、学校教師を目指し山梨県都留文科大学へ進学。
そこでかつて中平卓馬や森山大道が在籍していた『 provoke 』の写真表現に出会い、自身でも作品の制作を始める。
後に大学で教員免許を取得するも、東京有明の広告写真スタジオ「ABCスタジオ」へ入社。
仕事で商業写真の世界に触れながら、現代美術の世界に興味をもつ。

2005年に東京のスタジオを退職し、帰郷。
地元岡山で出版関係の仕事に就いた後、「GEISAI」での受賞をきっかけにアーティストとして活動を開始し、現在に至る。

|主な受賞暦|

2010 「福武文化奨励賞」(福武文化財団/岡山県岡山市)
2009 「I氏賞選考作品展」大賞(天神山文化プラザ/岡山県岡山市)
2008 「GEISAI MUSEUM #2」ヴィクターピンチュック賞(東京ビックサイト/東京都江東区)
「GEISAI #11」銅賞受賞(東京ビックサイト/東京都江東区)

|個展|

2013 「私の部屋」(勝山文化往来館ひしお/岡山県真庭市)
「GoodJob」(旧遷喬尋常小学校/岡山県真庭市)
2010 「農村の意匠」(奈義町現代美術館/岡山県奈義町・京都万華鏡ミュージアム/京都府中京区)
「Daydream」(Max Protetch Gallery/アメリカニューヨーク)
「杉浦慶太展」(事画廊/岡山県岡山市)
「Inkjet」(CASHI/東京都中央区)
2009「森 -Dark Forest-」(CASHI/東京都中央区)
「Dark Forest -Keita Sugiura-」(Max Protetch Gallery/アメリカニューヨーク)
「ANA MEETS ARTS -杉浦慶太-」(羽田空港ANAラウンジ/東京都大田区)
「Black Forest」(Keiko Gallery/アメリカボストン)
「灯-ともしび-」(天神山文化プラザ/岡山県岡山市)
2008 「私は森を、美しいとは思わない。」(カフェうえのだん/岡山県真庭市)

|グループ展|

2010 「TwoSence」(岡山県立美術館/岡山県岡山市)
「だれもいないまちで」(山本現代/東京都港区)
2009 「Project Room -Keita Sugiura-」(Pinchuk Art Center/ウクライナキエフ)
「共鳴する美術 2009」(倉敷市立美術館/岡山県倉敷市)
「ニエプスの箱」(CASHI/東京都中央区)
2008 「アート屋台村 -岡山県民文化祭-」(津山市商店街内/岡山県津山市)
「私(マイ)風景」(スノドカフェ/静岡県静岡市)
「GEISAI miami」(PULSE ART FAIR/アメリカフロリダ)
「こんぴらアート2008・虎丸社中」(虎丸旅館/香川県琴平市)
2007 「奇跡」(Karma/東京中野・Dot café/岡山県美作市)
「倉敷フォトミュラル」飯沢耕太郎 選(倉敷駅前アーケード/岡山県倉敷市)

TOP

一覧へ戻る