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18人のアーティストに、各々、有名句やオリジナルの俳句を題材として、冬の情景を作品のイメージに取り入れ、五・七・五寸(約15、21、15㎝)のサイズの中で表現。
アート作品を俳句と共に鑑賞することで、より深く表現されている内容を読み取ることが出来る。

尾崎雅子
墨染めの月下の小舟主もなし

加藤直樹
谷に鯉もみ合う夜の歓喜かな

河原祐介
ムーチーの香り漂う冬の朝

小林泰子
静寂の時流れゆく冬の山

古山コスミ
白露や死んでゆく日も帯締めて

白神典大
みみ立てて跳びまわる様一羽二羽

角南育代
梟の目玉みにゆく星の中

千田稚子
月冴えて眼下に夜は広々と

十河隆史
暗き水海鼠正体現さず

高本晃
散りもせず迎える冬の枯一葉

杼元愛子
寒月の仰ぐかなたの水鏡

長尾恵那
吹けば立つ柱の向こうの冬景色

中村文美
雪がふるふる雪見てをれば

中野由紀子
恋ひ恋ひて 千々の真白に 生まれ来る

福長香織
春待つや一樹の影の紺を引き

細見博子
短日や一羽残らず翔び立てり

村上望
オー!ジーザスくまの子見ていたかくれんぼ

ヨシダコウブン
鎌鼬 神も仏も無き世かな

作家プロフィール

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